腎臓病患者の食事療法は通常とは違う

 

 

 

おはようございます、まちゃはるです。

 

先日の記事 慢性腎不全患者の食事制限とは②?タンパク質を含む食べ物には要注意

では慢性腎不全の方が「タンパク制限」

を受けるということについて

取り上げてきました。

 

タンパク質は「三大栄養素」の一つであり、

身体を作る、とりわけ筋肉を

増強するためには必要な栄養素です。

 

しかし、タンパク質の代謝物である

「尿素窒素」等の老廃物を出してしまい、

慢性腎不全患者にはこれが溜まってしまう

からでしたね。

 

しかし、「制限すべき栄養素」は

まだあります。

 

それは「リン」。

 

あまり聞き慣れないかもしれませんが

人体の中のミネラルのうち一番多いのが

「カルシウム」で、それに次ぐのが

「リン」です。

 

そこで、「リン」の働きと、

なぜ「リン」を制限しなければならないのか

を取り上げていきます。

スポンサーリンク

「リン」について

 

1.リンの働き

 

① 骨や歯を丈夫にする

 

リンは体内のカルシウムやマグネシウムと

結合し「リン酸カルシウム」や

「リン酸マグネシウム」を作ります。

 

これらは骨や歯の原料となり、

骨や歯を丈夫にします

 

骨を丈夫にするのはカルシウム

だけではなかったんですね。

 

子供のころに、骨にはカルシウムだと

言われたものですがね。

 

体内のリンのうち85%は

骨や歯を丈夫にするために使われます。

 

② エネルギーを作る

 

リンはタンパク質や脂質と結合することで

核酸や細胞膜を構成する物質として

細胞内に存在したり、

エネルギーを発生させる化合物

の構成要素になっています。

 

つまり。「リン不足」になると

体力不足になる恐れがあります。

 

ただ、食べ物にはリンが

豊富に含まれているため

通常の食生活をしていれば

不足することはありません。

 

③ その他

 

その他に細胞のpHや浸透圧の

バランスを維持したり、

神経伝達や筋肉を正常に動かすなどの

働きがあります。

スポンサーリンク

 

「リン」を制限しないといけない理由

 

上記の働きを見る限り

制限しなければならない理由は

見当たりません。

 

まあ何でも過ぎたらいけませんが。

 

しかし、「骨を丈夫にする」というところに

落とし穴があります。

 

リンはカルシウムと結合しようとする働き

があります。

 

リンが過剰になると体内のカルシウムでは

足りなくなり、今度は骨にあるカルシウムと

結合してしまいます。

 

そうなると骨がもろくなっていき

「骨粗鬆症」(こつそしょうしょう)

になります

 

ただ、正常の腎臓であれば

余分なリンは腎臓内でろ過されて

尿として排泄してくれます。

 

今の日本での食生活ではむしろ

リンを取りすぎている傾向にあります。

 

それが腎臓の働きによって

体内のリンの量を調節してくれるので

骨粗鬆症になりリスクは少なくなります。

 

しかし、慢性腎不全で腎機能が

低下することにより、

余分なリンを尿として排泄できなくなり、

体内のリンが過剰になります。

 

その結果骨粗鬆症になります。

 

骨粗鬆症になると、転倒はおろか

ちょっとぶつけただけで骨折したり

いつのまにか骨折しやすく

なってしまいます。

 

 

リン制限のポイント

 

結論から言いますと

「リンだけ」を制限するのは

極めて困難です。

 

「タンパク質が多い食材はリンも多い」

ということに着目すると

わかりやすいですね。

 

つまり「低タンパク=低リン」の食事を

していただきたいと思います。

 

 

リンの取りすぎの判断はどうするのか

 

慢性腎不全になると、

血液検査をすることが多くなるはずです。

 

その中に「リン」という項目があります。

 

その数値が「3.0~6.0(mg/dL)」

(医療機関によって多少違いますが)

であれば正常値です。

 

リンが6.0を上回るようであれば

食生活を改める必要があります。

スポンサーリンク

 

まとめ

 

リンは骨や歯を丈夫にしたり、

エネルギー源の構成要素になったり等

重要な働きをするミネラルです。

 

しかし、体内でリンが過剰になると

骨にあるカルシウムと結合してしまい、

「骨粗鬆症」になる恐れがあります。

 

慢性腎不全になると余分なリンが

尿として排泄されず、

体内に残り過剰な状態になります。

 

そうならないためにも

定期健診等を積極的に受診して

腎臓の状態を常に把握してください。


においケアランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村