腎臓病患者は水分量まで制限される

 

 

 

おはようございます、まちゃはるです。

 

先日の記事 慢性腎不全患者の食事制限とは③?リンを含む食べ物には要注意

では慢性腎不全の方が「リン制限」

を受けるということについて

取り上げてきました。

 

リンはミネラルの一つであり、

身体飲ん下ではカルシウム次ぐ量が

あり、骨を丈夫にするなどの

働きがあるんでしたね。

 

しかし、体内でリンが過剰になると

体内の骨のカルシウムと結合して

「骨粗鬆症」になる恐れがあるんでしたね。

 

しかし、「制限すべきもの」は

まだあります。

 

それは「水分」。

 

人によるところもありますが、

通常は1.5~2ℓの水を飲んでいる人

が多いと思います。

 

しかし、慢性腎不全患者は

そんなに飲んだら体に悪影響を及ぼします。

 

そこで、慢性腎不全患者の

水分制限」について

取り上げていきます。

 

 

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「水分制限」について

 

ここでは慢性腎不全になって

人工透析が必要になった場合に

制限される水分量です。

 

透析は基本的に週3回で月水金曜日か

火木土曜日かどちらかになりますね。

 

今回は「1日空き」で計算していきます。

 

 

1.なぜ水分制限が必要なのか

 

腎臓の状態にもよりますが。

慢性腎不全になると尿が出なくなったり

出てもごく少量であることが多いです。

 

単純に言えば、身体の中で

「水分を摂った量>水分が出ていく量」

になってしまいます。

 

そうすると体内に水が溜まり

体液(主に血液量)が増えてしまいます。

 

その増えた分は人工透析で「除水」

することができますが、

水分を多く抜きすぎることで

「血圧低下」に繋がります

 

つまり

透析で除水できる水分量には限界がある

ということです。

 

ですので水分量のバランスを見ながら

制限をする必要が出てきます。

 

そこで、身体にどれだけの水分が入って、

どれだけの水分が出ていくのかを

見ていきます。

 

 

2.身体に入る水分量

 

まず身体に入る水として

 

① 食事で摂取する水分量

② 食べたものが体内で代謝した際に出る量

③ 飲んだ水の量

 

があげられます。

 

①は食べたものにもよりますが3食分で

約1000mlの水が含まれています。

 

②は「代謝水」と呼ばれるもので

食べ物が体内で代謝した際に発生する水で、

約300mlの水が発生します。

 

③については飲んだ身時の量がそのまま

数値として現れ、後ほど計算しますので

いったん置いておきます。

 

①+②=約1300mlの水が

入ることになります。

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3.身体から出る水分量

 

まず身体から出る水として

 

① 呼気中の水分および汗の量

② 便の中の水分量

③ 尿量

 

があげられます。

 

①は体重や運動量、気候等に左右されますが

概算で「体重×15ml」で計算されます。

 

体重が60kgの場合は、呼気や汗として

900mlの水が出ていくことになります。

 

②も状態によりますが、約100mlの

水分が出ていくことになります。

 

③の尿量ですが、透析患者は

ほとんど出なくなる場合があるので

いったん置いておきます。

 

そうすると①+②=1000ml

水が出ていくことになります。

 

 

4.結局どれだけの水が飲めるの?

 

2や3で算出した水分量は

「飲水なし」「尿量なし」の値になります。

 

そうすると、「体に入る水の量」が

300ml×2日=600ml

多いということになります。

 

また、透析によって除水できる水の量は

最大で体重の3%(二日空きの場合は5%)

と言われています。

 

ということは体重が60kgであれば

1800mgの水分を除水できる

計算になりますね。

 

そうすると、先程の余分な水分と合わせると

1800-600=1200ml

の水を2日かけて飲むことができます。

 

1日600mlですね。

 

もちろん尿が出ていたら

その分多く飲めますし、

汗をかくのが多くなればその分だけ

飲める水の量も増えていきます。

 

 

5.ドライウエイトとは

 

人工透析患者で尿が出なくなった場合に

決められる目安の体重です。

 

これは

透析が終わって除水が終わった時の体重

になります。

 

この体重を目安に、次の透析までに

ドライウエイトの3%(2日空きでは5%)

の体重増加すなわち飲水が

許容されています。

 

このドライウエイトは心胸比や心機能、

合併症の有無等により医師が総合的に

判断します。

 

そうなると、1日に何回も体重計に

乗ることになり管理も大変です。

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まとめ

 

いかがでしたか。

 

慢性腎不全になり水分制限を受けると

1日に600mlしか水が飲めない

ことも出てきます。

 

また、日々の管理も大変になります。

 

そうならないためにも

腎臓の状態を把握しておいてほしいと

思います。


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